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●大阪府社会福祉協議会の活動内容

 

青木美知子
皆さんこんにちは。大阪府社会福祉協議会でボランティアセンターのコーディネーターをしております青木といいます。大阪府社会福祉協議会では昨年、全国の社会福祉関係者による震災の救援対策本部を設けまして、全国のボランティアの受入れの窓口を開き、被災地への支援活動に取り組みました。また今年(1996年)は9月21,22日の2日間、大阪城公園とOBP周辺を会場に「第5回全国ボランティアフェスティバル」を開催いたしました。私は事務局を担当しました。参加者も8万人と大成功させることができました。守口市の皆さんにも大変お世話になりました。そして来年は「なみはや国体」、「ふれ愛ぴっく大阪」の開催と、すでにそのための様々な活動が始まっています。大阪は今ボランティアの新しい風が吹いています。ボランティアの熱いエネルギーが今まさに燃え上がろうとしている時期だと思っております。
ボランティア活動は1人ひとりが自分の思いで作り上げていく創造的な活動の結集だと思いますが、活動の秘訣というのはボランティア活動が楽しいこと、そして新しいこと、面白いこと、この三拍子が揃っているからではないかと思っています。それを証明できるのはボランティア活動をしている皆さん以外にはありませんので、是非一度確かめて見たいと思われる方は一度ボランティア活動をやっていただきたいと思っております。そのためにボランティアセンターの役割が大変注目されております。
大阪府のボランティアセンターから、今日はみなさんに「おおきにボランティア」というパンフレットをお配りしていますが、その裏に“大阪府ボランティアセンターが新装オープンします”ということが載っております。オープンは11月の予定で、今その準備をしています、広々とした明るいセンターが出来るものと期待しています。是非、新しいセンターにいらしてください。

 

田中 有り難うございました。では高畑さんお願い致します。

 

●WACアクティブ・クラブのできるまで

 

高畑敬一
私は1950年松下電器に入社しましてすぐ、地元の守口市の電池の工場(現松下電池工業)に配属になりまして、そこでずっと育ちましたが、1963年に労働組合の委員長に選ばれまして19年間松下労組本部の中央執行委員長をやりました。そのあと松下幸之助さんのご推挙もありまして、重役を10年務めました。
定年になりまして、なにか世の中のために役立つことを第2の人生として死ぬまで元気にやりたいと考えました。幸い全国各都道府県に民間企業の労働組合あるいは管理職OB等の皆さんが友人としていらっしゃったので、そういう方々と相談しましてお年寄りの1人暮らし、痴呆性、寝たきりの方々の家族を応援しよう、また家族が看れない時は直接面倒を着ようではないかと話し合いました。そしてこれをボランティアでやり、活動した時

 

 

 

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